我々が利用する治療手段として、運動療法がありますよね!
運動療法は、毎日必ず利用しているんでは、ないでしょうか。
そこで、まず一つ!
●適切な運動療法を指導できていますか?
●見よう見まねで運動療法を指導していないですか?
なんでもそうですけど、
どんなにいいものでも、適当に指導指導していたら運動療法の効果は半減してしまいます。
せっかく良い運動療法を提供しいているのに正しく指導できないと
●患者があまり効果を実感できない
●治療に時間がかかる
●運動療法が効果的だったかどうかわからない など
セラピストにとっても、患者にとってもメリットは少なくなってしまいます。
はい、以前の僕がよく感じたことですね。(今でもよく感じることがあるんですけどね。)
でもやっぱり、
僕らが提供したもので患者が早く良くなってくれたほうが嬉しいですよね!!
なので、やっぱりここで大事なのが、
運動療法の効果を最大限発揮させるには、正しい方法を知り、それを実践・指導できる必要があるということです。
もう少しかみ砕くと
運動療法の代償を見極め、代償を抑えながら運動療法を指導するということ。
そのために私が利用しているのがピラティスです。
ピラティスのニュートラルポジションという概念がとても重要なんです。
なので今回は、運動療法の効果を最大限発揮するために
ピラティスのニュートラルポジションを利用した、正しく運動療法を指導する方法
を解説していきます。
なぜ、代償を見る必要があるか
まずは、なぜ代償をみなければならないのか?ということ。
理由は、2つあります。
●適切に目的とした筋を働かせるため
●適切な運動学習をさせるため
少し具体的な例を挙げて説明しますね。
『腸腰筋の機能改善を目的に股関節屈曲運動を指導した』としましょう!
この時によくみられる代償としては、
●股関節の屈曲に合わせて、膝が伸展してくる
●股関節の屈曲に合わせて、骨盤が後傾してくる など
があげられます。
この場合、目的とした腸腰筋の活動を促せているでしょうか?
いいえ。
代償によって他の関節が動くため、他の筋の活動も含まれてしまいます。
●膝が伸展してくる → 大腿直筋が活動している
●骨盤が後傾してくる → 腹筋群が活動している
そうすると、本来必要であった腸腰筋の活動よりも小さい活動で運動を行ってしまうため、治療効果としては、減少してしまいます。
もう一つ運動学習の点から見てみましょう。
私たちが動くときは、脳が運動のパターンを決めています。
この運動パターンがいつも同じであったり、間違った運動パターンであると腰や膝に負担が常にかかり痛みや怪我などにつながってしまいます。
つまり、
運動療法では運動学習によって、この動きのパターンを変える必要があるというとです。
先ほどの『腸腰筋の機能改善を目的に股関節屈曲運動』を再び例にすると、
この運動では、「体幹を安定させた状態で股関節を屈曲させる動き」が必要になります。
では、代償動作がみられるとどんな運動パターンが学習されるでしょうか?
●膝が伸展してくる → 股関節屈曲するときは、膝も一緒に伸展する
●骨盤が後傾してくる → 股関節屈曲するときは、骨盤後傾・腰椎後湾させる
このように股関節の屈曲する際は、膝や骨盤・腰椎を一緒に動かすパターンが脳に学習されてしまします。
そうするとどうなるか?
本来は運動療法で動きのパターンを変え、関節への負担を減らしたいのに
必要以上に膝や腰が動く回数が増え、負担が多い状態のままです。
運動パターンが変わらないので、症状も変わらないことが多いです。
なので、代償を抑えて、体幹を安定させた状態で股関節を屈曲させる運動パターンを学習させる必要があります。
ニュートラルポジション
次に、何を基準に代償かどうかをみればいいのか?って話です。
ここで基準とするのが、
ピラティスのニュートラルポジション。
ニュートラルポジションとは
『ニュートラルポジション』という言葉は、聞きなじみのない方は多いのではないでしょうか?
ちょっと説明しますね。
ニュートラルを日本語に訳すと『中立・中間』という意味です。
つまり、カラダに置き換えると『前後左右に偏ってない、中間の姿勢』というイメージです。
では、具体的にどんな姿勢か?
具体的には、仰向け・うつ伏せ、四つ這いなどでそれぞれあるんですけど、
基準となるのは、理想的な立位姿勢となります。
なので、ニュートラルポジションを理想的な立位姿勢の骨のランドマークから見ていきましょう。
乳様突起ー肩峰ー大転子ー膝蓋骨後面ー外果の前方
第10肋骨ーASIS-恥骨
これらが一直線上にあるのが理想です。
ニュートラルポジションは、基本的にこの姿勢(特に脊柱の形)を作った状態です。
ニュートラルポジションをとるポイント
それぞれの姿勢で見るポイントがありますが、どの姿勢でも共通することをまとめます。
●乳様突起ー肩峰ー大転子が一直線上
●第10肋骨ーASISが一直線上
●ASISー恥骨が床と水平
●両脚の幅は、坐骨結節幅
●膝蓋骨中央と第二中足骨が同じ向き
この骨のランドマークを合わせた状態がニュートラルポジションの基本になります。
運動療法を実施する前にこのランドマークを合わせてから行ってみましょう。
代償の見極め方
では、代償の見極め方について解説していきます。
まず、『どうなったら代償なの?』って感じですよね。
端的に説明するとニュートラルポジションが崩れると代償動作になります。
ちょっと例えをみなさんもよく行うであろう『四つ這い位』で言いますね。
●頭部が肩峰より前に出る(乳様突起ー肩峰が一直線に保てない)
●第10肋骨がASISより前に出る(第10肋骨-ASISが一直線に保てない)
●ASISが恥骨より下方に下がる(ASISー恥骨が床と水平に保てない)
などなど、他にもたくさんありますがこのようにニュートラルポジション逸脱すると代償動作がむくまれています。
ということは、
代償動作を見極めるには、ニュートラルポジションが保てるかどうかを見極めればいいのです。
ここでさらに、細かく代償を見極めるためのポイント!
それは、骨の位置関係で動きを見るということ。
これ結構重要!
見た目は、できているように見えても微妙に骨盤が回旋していたり、ニュートラルが崩れていることがあります。
なので、ニュートラルポジションが保てているか見るためには、
目で見て、骨を触って、骨の位置関係が整っているかどうか
を細かく見てください。
この代償を細かく見極めることで、運動療法の効果は、各段と上がります。
この代償動作を見極めることで、どの筋が機能していなくて、どの筋が短縮しているのかを見る評価にもなります。
まとめ
今回は、運動療法の代償の見極め方について解説しました。
●ニュートラルポジションが保てているかどうかを見る
●ニュートラルポジションは、骨の位置関係で見る
この2つを実践し、代償動作を見極め、運動療法中に修正することができれば、今よりも効果的に運動療法を指導できるようになります。
ぜひ、運動療法の指導では、意識してみてください。
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